衿。
長襦袢の衿に関しまして、よくご質問を頂戴致します。
衿芯を入れるとあたっていたいんです。
や、
衿がいつもふにゃふにゃなんです。
や、
衣紋が着ているうちにつまってきます。
や、
キモノから長襦袢の衿は、何センチ出るのがこの好ましいですか?
等、衿元は大切なので、多々ご質問を承ります。
私の長襦袢には、美容衿というのが、縫い付けてあります。
楽です。
こちらの美容衿、装道という着付教室のものですが、わたくしどもたんす屋でも、冬物2940円、夏物3150円で販売しております。
長襦袢に縫い付けるだけです。(衿の付いている長襦袢の上からも縫い付けます)
素材はポリエステルなので、一番汚しやすい衿には、あとも楽です。
かつ、私は、衿芯を使いません。痛いので、私は、衿芯を使いません。
美容衿をきれいに使いこなせば、使う必要がありません。
また、衣紋抜きも付いているので衣紋も抜けます。
そうした結果から、先程のご質問の答えと致しまして・・・。
●衿芯を入れるとあたっていたいんです。●
→衿芯を入れなくてもいいですよ。美容衿を付けない場合は、奉書紙を衿の形にしてお使いになられればよろしいかと思います。
●衿がいつもふにゃふにゃなんです。●
→着付け自体がゆるいと、衿元もゆるゆるです。着付けの際、ちょっときつめにしましょう。
きつけがゆるいんです。
●衣紋が着ているうちにつまってきます。●
→長襦袢を着た際、衣紋の抜きが甘いんです。思い切って、ゴソッと抜いてみてください。その前に、衣紋抜きはついていますか?衣紋抜きがあるのとないのとでは大違いです。
ただ抜きすぎるのもご注意です。そこまで抜きすぎると、品位を落としかねませんので、ご注意願います。
紬を着る場合、あまり抜かないのが、好ましいです。
●キモノから長襦袢の衿は、何センチ出るのがこの好ましいですか?●
→人差し指の一関節分といいます。
さぁ、衿元は大切ですので、ご注意くださいませっ!
着付けのき。